■妥協を許さない、NSXに相応しいエキマニ完成■
GT−ONE F1マフラーシリーズに於いて、NSXでの究極の甲高い高音を目標とし、各社エキマニをテスト&研究してきました。
やはり、高音=パワー&レスポンス という結論に達しました。エンジンの排気出口から、触媒前までの足の部分は、完全等長に設計。V6すべて等長にし、更には集合部分の形状を滑らかにし、進入角度を14度に設定することにより、高回転では最高のパフォーマンスを発揮するようになりました。
3つのパイプのまじわったあたりが三角錐的に延ばして溶接。これが、あるかないかで高回転の伸びが違うのです。
■数々の実走&テスト、仕様変更を進め、完成■
妥協をしないエキマニ作りとして、実に5回の形状変更を行いました。理論上では分からない点は、実際に作って、実車に装着してダイナモテストなど行いました。エキマニの本領発揮となる中〜高回転において、排気脈動など勘案し80cmと決定。この数値も5回の仕様変更で決定されました。
■完全等長■
数々のNSX用エキマニが存在しますが、形状を見る限り、過去の一番の理想は無限製エキマニ。それはまぎれもない事実です。これを超えるべくして、さらに6本とも完全に同じ長さにこだわり設計しました。
■エキゾースト部分80cm■
これは、足の部分が80cmという意味です。
F1がピーク回転18000rpmにて40cmの足を持っております。NSXはピーク8000rpmですので、80cm、中回転からということになります。
■集合部分■
初期ロッドの集合部分は直線形状14度でした。今回最終決定したのは14度ですが、若干ボール形状に変更しました。これは中回転においてのトルクアップが目的です。角度の変更はありません。
■NA1専用設計■
NSXは、NA1の排気系が理想です。それはNA2用で製作すると、足の長さが確保できません。NA2には、マフラー、触媒、エキマニすべてNA1用で統一することでNA2にもインストールすることが出来ます。
当社デモカーのNA2には、排気系すべてNA1用が装着されております。
写真上 前バンクの集合部分
写真右上 前バンクの等長を意味しております。
メイン50mmにより、排気速度があがります。
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